B級の匂いプンプンのTROPIC THUNDERのDVDを観ました。
ジャケットを見ても、誰なのかよく分かりません。
似顔絵って意外と分からないもんですね。
1969年、ベトナム戦争で英雄的活躍をしたジョン・"フォーリーフ"・テイバックがトロピック・サンダーという回顧録の映画化が決定し、アクションスターのタグ・スピードマン(ベン・スティラー)、トップ・コメディアンのジェフ・ポートノイ(ジャック・ブラック)、役作りに命を懸ける俳優カーク・ラザラス(ローバト・ダウニー・Jr)ら大物俳優が抜擢されました。
彼らはそれぞれ大ヒット作を抱えてはいたものの、最近はあまりパッとしていなかった事もあり、命がけでこの映画に参加する事にしましたが、大物ゆえのわがままなどが重なり、撮影5日目にして早くも予算オーバーになってしまう始末。
撮影中止の危機が訪れますが、どうしても作品を完成させたい監督に、撮影に同行していたジョン・"フォーリーフ"・テイバックから監督に提案がされます。それは本当のジャングルに隠しカメラを設置し、彼らを置き去りにしてドキュメンタリー方式にしてしまうことでした。
それならば予算もかからないし、本当の彼らの本性が垣間見れるということで、早速ジャングルへヘリで向かいます。
しかし、着いたところは、麻薬密売組織の縄張りでした・・・
面白いのはロバート・ダウニーJr扮するカークです。
彼はこの劇中劇、トロピック・サンダーで黒人の役柄の為、わざわざ色素注入、そして喋り方まで黒人になりきるという、役者バカっぷりを発揮してくれます。(実際は塗ってるだけですよ)
目がロバート・ダウニーJrですし、顔もなんとなくロバートだと分かりますが、色が黒い事と喋り方が無理やり黒人になってるのが笑えます。
あと、かなりの大物が出演してます。それも結構長く。
その大物俳優を最初観た時は気づかなかったんですが、しばらくして「あれ?もしかして?」と思い始め、横顔や喋り方、笑顔などで気がつきました。
いやー、超びっくりです。こんなメイクするんだー、と思いましたね(笑)
エンディングでも出てきますので、しっかり見ていてください。
その他にはジョン・ヴォイトやトビー・マグワイアなども短時間出演していますので、お見逃し無く。
こういう映画って、どこに誰が出ているのかを探してみるのも楽しいですよね。
映画としてはB級の匂いがプンプンします、そしてグロかったりもしますので、女性にはあんまりオススメしません。
あとベン・スティラー独特のやりすぎ感もありますので、その辺を笑える方向けの映画です。
DVD版とブルーレイ版では特典映像が異なっており、概ねDVD版の方が充実している、という意見が多いです。
僕が見たのはブルーレイ版でしたが、特典映像は十分楽しめました。
どちらでも良いと思います。