「
パプテマス」ではありません。
あしからず。
フォルクスワーゲンより、13年ぶりにクーペが発売されました。
その名は「シロッコ」です。
アフリカからイタリアにかけて初夏に吹く暑い南風の名前で、シロッコはイタリア語です。
「ギブリ(GHIBRI)」とも呼ばれますが、これはスタジオ・ジブリの元となった名前で有名なのではないでしょうか?
※スタジオ・ジブリの由来はギブリという名前のイタリアの戦闘機ですが、その名前はこのシロッコと同じです。
※宮崎駿監督が「GHIBRI」を「ジブリ」と読み、後に高畑勲監督に「ギブリでは?」と指摘されて、「いや!ジブリだ!知り合いのイタリア人が言ってた!」と言い張ったのは有名?
で、車の方に話を戻しますが、このフォルクスワーゲンから発売されたクーペですが、13年ぶり、先代シロッコが1992年まで生産されていましたので、実に17年ぶりに復活したことになります。
元々、2006年のパリ・サロンで「アイロック」という名前で参考出品されていました。
これが、その時のデザインです。
ここ最近のフォルクスワーゲンの車とコンセプト的には近いんじゃないかと思います。
(僕は三菱ランサーエボリューションXにも似ていると思いましたが)
そんな中、実際に発売されたシロッコですが、随分と丸いデザインになり、フォルクスワーゲン内の他の車とはデザインコンセプトが明らかに異なっています。
これは久々のクーペに対するフォルクスワーゲンの本気なのかもしれません。
現行ゴルフをベースとして作られている為、ゴルフとはかなり性格の異なったデザインにしなければユーザを獲得できないというのもあるかもしれませんが、性能的にもゴルフ以上のものとなっているようです。
日本でのラインアップは、1.4L
ツインチャージャー(スーパーチャージャーとターボ)、2.0Lターボの2車種となっています。
価格はそれぞれ392万円と462万円となっており、けっこうな価格設定になっています。
本国では、これに2.0L TDIという自然吸気モデルが存在します。
んー、デザイン的にはかなり好きな部類に入るのですが、いかんせん金額が・・・
これなら、ランサーエボリューションXの方がコストパフォーマンスは良いような気がします。
(ドアの枚数も多いですし)
ただ、やっぱりデザインですね。
性能は1.4も2.0も加給器付きですので、不満に思う事は無いんじゃないかと思います。
あとはやっぱり「外車」という事でちょっと敷居が高いかなぁ、という感じですね。