2008年06月07日
2008年インプレッサWRカー

スバル インプレッサ WRカー2008
WRCで活躍する日本メーカーの1つであるスバルが今期のラリーカーを正式に発表しました。
前年度までは4ドアセダンをベースとしたWRカーで戦っていたインプレッサですが、2008年は昨年発売されたハッチバックをベースとした車になっています。
元々プロトタイプが発表されたのが、昨年のフランクフルトショーでした。
左が今回発表され、正式投入されるインプレッサWRカー2008で、右が昨年発表されたプロトタイプです。

大きく違うのはボンネットのエアインテークが無くなっています。
元々市販車はこのエアインテークの中に空気を冷やすインタークーラーが設置されているのですが、WRカーの場合は前面に移設されてますので、このエアインテークは不要です。
今までのWRカーには「デザイン」としてエアインテークが設けられてました。
これは見た目を市販車に近づける事でその車のイメージを出来るだけ変えない為でした。
今回の場合、インプレッサの走り志向モデルのWRXよりも通常版の方のデザインに近い見た目となります。

リア周りは、あまり大きな違いはありませんが、細かい事を言うとリアウィングのデザインが、より空力を考えたデザインに変更されている事とバンパー形状が変わっているようです。
これもF1などで使われているディフューザーと呼ばれる整流板がついたものになっています。
以上は、あくまで「好きな人」向けに変わった点を書きましたが、誰もが見て大きく違う点はステッカーですね。プロトタイプは90年代後半から使われている黄色にスバルのマークである六連星をイメージしたスピード感溢れるメーカーロゴだったのに対し、新しいのは落ち着いた雰囲気のロゴがあしらわれています。
この六連星のロゴが見慣れているので、変わってしまうのはちょっとさびしい気もしますが、ここ数年目だった成績を残せていないスバルとしては、一気に方向転換して頂上を目指すといった思いがあるのではないかと思います。
実戦投入されるのは第7戦アクロポリスラリー(ギリシャ)からで、今日現在、すでにラリーは終わってます。
ファーストドライバーのペター・ソルベルグが2位、セカンドドライバーのクリス・アトキンソンは残念ながら圏外でした。
デビュー戦がアクロポリスで2位となると、なかなか良い成績なのではないかと思います。
昨年3位だったので、元々得意なコースだとしても、新車の初戦としてはまずまず良いのはないかと思われます。
三菱がまだ復活をしない現状、WRCでスバルには頑張ってもらいたいなぁ、と思います。
ただ、トヨタとの業務提携がラリー撤退などに繋がらないといいなぁ・・・
Posted by いざお。 at 16:02│Comments(0)
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