2009年05月18日
VWとポルシェの合併難航

ドイツの自動車メーカー、ポルシェとそのポルシェの傘下であるVW(フォルクスワーゲン)の統合の交渉が無期限で停止状態にあるようです。
理由としては、フォルクスワーゲン側は「建設的な話し合いの雰囲気に欠ける」との事ですが、主な理由として、半年間で一気に膨らんだポルシェの純債務(約1兆1500億円)の圧縮をフォルクスワーゲン側は解決できないという事です。
ポルシェ側から債務圧縮の為の提案が出てこない事への不満などが停止状態になった理由なんでしょうか?
何が停止に陥った理由なのか明確な説明は避けているものの、18日に予定されていた会合を「取りやめる」と発表した両社ですが、VW側は上記のような理由を述べていますが、一方ポルシェ側は「両社の協議は継続中で、会合は今後開かれる」と説明しているようで、両者の立場で思っている事がちょっと違うようです。
ポルシェの債務は、かなり深刻な状態になっているようなので、このまま話し合いが行われなければ、ポルシェが保有しているVW株の売却して完全に別会社になるのか、はたまたポルシェを買収してVWを孫会社化してしまう企業が現れるのか、今後どうなるか注目です。
ポルシェは昔からの強力な購買層が存在しているだけに、危機ではあるものの潰れる事は無いと思いますが、債務額を聞くとアメリカの自動車会社といい勝負の額ですので、合併交渉が長引くのは得策ではないと思います。
もうしばらく、注視しなければいけませんね。
Posted by いざお。 at 17:10│Comments(0)
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