2009年05月01日
クライスラーが破産

クライスラーが30日、米ニューヨーク市の破産裁判所に米連邦破産法11条(日本の民事再生法みたいなもの)の適用を申請したと発表しました。
この前に元々あったイタリアの自動車会社フィアットとの提携(20%出資)も行われていますし、アメリカ・カナダ両政府から合計で1兆円の再建費用の拠出も行われますので、借金を減らした状態で経営再建を行うわけです。
破産法の手続きに沿って現行資産をすべて新会社に移管し、経営陣の刷新、支出の見直しなどを行って再建を目指すようです。
1日から審理に入って、30日から60日という短期間で破産手続きを完了させることを目指すようで、その間、アメリカやカナダの大半の工場を休止させるそうです。
ディーラーとかは営業するんでしょうかね?
破産と聞いて新たに購入対象にする人は少ないと思いますが・・・
資産規模は約4兆9000億円で、アメリカの製造業による破産法申請では過去最大規模だそうです。
ビッグ3の1角ですから、当然でしょうね。
負債総額は2008年12月末時点で約5兆4000億円だそうです。
これで、ビッグ3の1角が崩れました。
現在危ないのは、GMです。
あれ?フォードは?
と思われる方もいらっしゃいますが、フォードは今回政府による支援をビッグ3の中で唯一受けていません。
現在の経営陣が昨年既に手を打っていた為、今回の騒動には巻き込まれずに済みました。
とは言うものの、自動車業界が極寒の時期に入っているのは間違いなく、GMやクライスラーとは違う道を歩んでいるフォードとは言え、今後の状況には非常に注意して経営を行うようです。
自動車に夢が持てない、というのは寂しいものです。
個人的に現在の車には「自分で運転する喜び」というのは正直感じられません。
「運転している」というよりも「乗ってる」という感覚に近いです。
乗り物である以上「操る喜び」というのは大事なんじゃないかと思います。
Posted by いざお。 at 16:15│Comments(0)
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