2009年05月16日
GT-Rがニュルのレコード更新

日産GT-Rの2009年モデルがドイツにあるニュルブルクリンクサーキット(北コース)にて7分26秒70と、2008年に出した記録、7分29秒03を大きく上回るタイムを記録したそうです。
2008年モデルから2009年モデルへの主な変更点として、トランスミッション制御ロジックの見直し、チタンマフラー、アルミホイールなど走行性能に大きく影響を与えるものから小さい性能向上で、総合的に走行性能が上がる見直しがされているようですので、大きなタイムアップに繋がったんだと思います。
コースレコードとしては、Wikipediaを見る限り、現在7位くらいに属していますね。
GT-Rより上位の車種はヴァイパーを除くとどれもスペシャリティーカーに入りますし、ヴァイパーもモデルとしては、一般人が簡単には買えない値段なのを考えると、GT-Rのコストパフォーマンスの高さに驚きます。
発売以降も開発が続けられ着実に進化を遂げているGT-Rですが、2007年モデルや2008年モデルのオーナーが置いてけぼりかというと、きちんと2009年モデルへのバージョンアッププランが用意されているようです。
その中でも「2009年モデル用トランスミッション制御ロジック」については無償提供という事で、日産ハイパフォーマンスセンターに置いて無償にてリプログラミングを受けられます。
効果としては1速2速の変速がスムーズになり、急発進時もストール感無く発進ができるそうです。
お近くの日産ハイパフォーマンスセンターが分からない方は検索ページがありますので、どうぞ。
その他、有償ではありますが、2009年モデルにて追加されたチタンマフラーやアルミホイールなどの購入も出来るようですので、2007年モデルを2009年モデルへバージョンアップさせる事が可能です。
常にバージョンアップを重ねる車というのは、初代から乗っているオーナーにしてみれば、ちょっとずつ速くなっていく愛車を実感できますので、良い事ではないかと思います。
もちろん初代には初代の良さがありますので、最新型オーナーとの交流によって、初代と最新型との乗り比べなんかをしてみるのも面白いかもしれませんね。
この北コースに置いては、日本ではホンダや日産、スバル、三菱といったハイパフォーマンスカーを販売しているメーカーがテストを行っている他、海外メーカーも多くテストを行っている為、一種のベンチマーク的扱いになっているのが近年の状況です。
ニュルブルクリンクでどれだけのタイムを出せるかが、コンペティションを念頭に置いたスポーツカーの使命、のようにもなっていますね。
1位と2位の間が30秒ほどありますので、これを塗り替えるのは結構難しいんじゃないかと思います。
1位のラディカルSR8という車は、見た目はレーシングカーですが、一応市販車です。

日本では、STOという会社がバージョンダウン版SR4(スズキの隼というバイクのエンジンを使っています)という車を販売しています。
車両価格は1000万円オーバーだそうなので、このSR8はさらに高価な車になるんでしょうね。
4月現在でナンバー取得に向けて動いているようですので、このSR8が日本でも走れるようになる日も近いかもしれません。
Posted by いざお。 at 12:56│Comments(0)
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